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啓林館『数学2年』ｐ116。例題1。直角三角形の合同条件を使った証明問題。教科書の図を使って、仮定、結論の印を書き込ませる。図を指でなぞらせながら、証明を読ませることで、直角三角形の合同条件を使った証明も、既習の三角形の合同条件の証明と同じやり方でできることを理解させる。
１．教科書ｐ116を読む
指示１ 教科書116ページを開けなさい。例題１を読みます。さん、はい。
「∠ＸＯＹの内部の点Ｐから、２辺ＯＸ，ＯＹにひいた垂線ＰＨ，ＰＫの長さが等しいとき、
ＯＰは∠ＸＯＹを２等分することを証明しなさい」
２．仮定は青、結論は赤でアンダーラインを引く
発問１ 仮定は何ですか。
「点Ｐから、２辺ＯＸ，ＯＹにひいた垂線ＰＨ，ＰＫ」「垂線ＰＨ，ＰＫ」「長さが等しい」
指示２ ここでは、簡単に「垂線ＰＨ，ＰＫ」としておきます。青で線を引きなさい。
＊ 証明の場合、仮定は青、結論は赤で印をつけさせる。
指示３ 結論は何ですか。赤で線を引きなさい。
指示４ 引けた人で、さん、はい。
「ＯＰは∠ＸＯＹを２等分するです」
指示５ 同じだった人？線の横に小さく○。まだできていない人は、同じところに引いて おきなさい。
＊時間調整のための指示である。
３．図の中にも、青と赤で印をいれる
指示６ ＯＰは∠ＸＯＹを２等分したのですね。同じ大きさになったのはどの角とどの角 ですか。赤で同じ大きさの印をかきなさい。
４．教科書の「考え方」を読み、証明の見通しをたてる
発問２ どの三角形に目をつけるのですか。
「△ＰＯＨと△ＰＯＫです」
発問３ △ＰＯＨは、何三角形ですか。
「直角三角形です」
発問４ 斜辺はどれですか。
「ＯＰです」
△ＰＯＫについても、同様に発問する。
発問５ 他にどんなことが分かっていますか。
「ＰＨ＝ＰＫです」
発問６ 合同条件は何ですか。
「直角三角形の斜辺と他の一辺です」
５．証明を読む
指示７ 証明を読みます。△ＰＯＨと、さん、はい。
指示８ 教科書の図を指でなぞりながら、ゆっくり読みます。
指示９ ９行目、∠ＰＨＯ＝∠ＰＫＯ＝９０°の＝９０°を赤で囲みなさい。
指示10 12行目、直角三角形の斜辺と他の一辺の直角三角形を赤で囲みなさい。
説明１ 直角三角形の合同条件を使った証明では、「＝９０°」を必ず書くのです。
６．ｐ116・練習問題１番をする
例題１では、読みだけで進めたので、ここでは、(1)問題を読む。（2）仮定・結論にアンダーラインを入れる。（3）ノートに図をかく。（4）仮定・結論を記号でかく。（5）証明、の順に書くことに重点をおいて、練習させる。